仲間外れ

2020.06.26 Friday 08:00
0

     

    幼児の世界だけじゃなく、

    大人の世界でも

     

    『仲間外れ』

     

    はありますね。

     

    今、アメリカの社会不安を

    引き起こしている人種差別問題。

     

    引き金は白人警官の過度な暴力。

    そして、その暴挙が向けられた相手が

    黒人の方だった。

     

    アメリカの人種差別の紛争は

    建国以来、形に強弱をつけながら

    ずっと火種が燻っています。

     

    だからこそ、アメリカ人は

    「我々は自由を愛する!」

    と声高に叫ぶのでしょうか。

     

    そうしないとまた、

    迫害や差別が起きそうな不安に駆られて

     

    いつも自分達で宣言しているのでしょうか。

     

    こういった人種差別問題だけでなく、

    世界中に起きているいじめや民族紛争は、

     

    全て元を正せば

    『仲間外れ』

    に起因します。

     

    自分と違う、

     

    宗教、外見、肌の色、考え方、習慣、

     

    それぞれに対して自分の寛容を示せない。

     

     

    自分の受容の範囲の設定が

    低いのだと思います。

     

    そういう私だって偉そうな事は言えません。

     

    繁華街を歩いていて、

    明らかに服装が乱れた人を見かけると

    「関わりたくない。」と

    瞬時に早歩きになります。

     

    これだって広義には、

     

    『仲間外れ』

     

    だと思いませんか?

     

    うん、反省だ😢

     

     

     

    ただ、それを表に出さずに

    そっとこちらが身を引く。

     

    そこだけは死守したいと思っています。

    私の中の精一杯の最低限のマナーのつもりです。

     

    結局、人間にはどうしても

    排他的な気持ちがあることは否めません。

     

    それをどこまで自分の中に収めるか。

    人間としての成熟度が試される問題ですよね。

     

     

    それでは今度は違う観点で。

    もう少し、難しいシチュエーションで。

     

    もし、実際に目の前で

     

    『仲間外れ』

     

    の現場に出くわしたら、

    私達はどうしたら良いのでしょうか。

     

    私も幼児教育の教師を

    させて頂いているのですから

    避けられない命題です。

     

    子ども達にどう教えるべきなのか。

     

    そのような時に、

    いつも思い出すエピソードがあります。

     

    ✨それは、我が家の息子達が通っていた

    カトリック小学校の授業参観でのお話です。

     

    長男が一年生の時の『宗教教育』の授業でした。

     

    敬虔なカトリック信者であられる

    教頭先生のお授業でした。

     

    私達父兄は教室の後ろから

    参観させて頂きました。

     

    教頭先生は可愛らしい『紙芝居』

    子ども達の遊びの様子をお見せになりました。

     

    5人ぐらいの男女👦👧の

    低学年生の遊びの様子です。

     

    ワイワイと遊んでいるグループに、

    一人の女の子が近づいて来ました。

     

    「私も入れて。」

    と5人に声を掛けます。

     

    すると5人の少年少女は

    「ダメだよ!もう一杯だから入れないよ!」

    と言いました。

     

    女の子は悲しそうに

    下を向いてしまいました。

     

     

    さて、それを見ていた皆さんなら

    どうしますか?

     

    教室の中の一年生達は、

    元気一杯に自分の意見を

    言い合っていました。

     

    ☆「5人に『そんなことしちゃダメだよ!』

    と言います。」

     

    ☆「『い〜けないんだ!いけないんだ〜!♪』

    と怒ります。」

     

    ☆「先生に言いつけます。」

     

    ☆「『自分だってそうされたら嫌でしょう?』

    と言います。」

     

    ☆「5人をぶっ飛ばします!」

     

    正義感に溢れた意見がどんどん出ます。

    みんな、大好きなパパとママの前ですからね。

    張り切っています。

     

    それを静かにニコニコとご覧になっていた

    教頭先生がおっしゃいました。

     

    「みんな女の子を守ってあげたいのね。

    偉いわね。」

     

    そして、微笑みながら続けられました。

     

    「でも、もう一つ

    とても素敵な方法✨があるのよ。」

     

    クラスの子供達も「何?何?」と

    聞いています。

     

    「それはね。一人ぼっちになった

    あの女の子の隣りに行ってね、

     

    『僕と遊ぼう♪』

     

    と言ってあげるのよ。

     

     

     

    クラスの子ども達は静かに、

    そして穏やかにお話を聞いていました。

     

    本当に素敵なお授業でした。

     

     

    私は、息子の授業参観でありながら

    感動して涙が溢れて困りました。

     

    そういう、解決法もあるのだと

    本当に心が強くなりました。

     

    教師となった今、

    私も教室の子供達には

    このお話をしてあげようと思っています。

     

    category:日々の暮らしから | by:邉見木の実comments(0) | -
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