あっ、そういうことね。

2020.03.12 Thursday 08:00
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    モンテッソーリ教育が大切にしているキーワードに「自己訂正」があります。

     

     

    先日の授業でそのお見本の様な場面がありました。

     

    感覚領域の二番目にプログラミングされている「桃色の塔」です。最初に教師が黙って積んで見せます。何も言わずにゆっくりと見せます。

     

    10cm✖10cm✖10cmのから、1cm✖1cm✖1cmまでの10個の立方体を漸次的に積み重ねて行きます。

     

     

    先生の後に積んでいます。

    漸次には積み始めていません。

    それで良いのです。「感覚の領域」ですから。

     

     

     

     

     

     

    「あ〜!何か違う〜あれれ!」

    何やら独り言と独り笑い😄

    またやり直すみたいです。でもご機嫌です。

     

     

     

     

     

     

    自分で「あっ!そういうことね。」と分かったあとの

    子供の慎重さは格別です。

     

     

     

     

     

    このお仕事は「視角による寸法の識別」が直接目的です。

     

    それとともに間接目的として、

    意識的運動

    手と目の協応性の洗練

    数学的頭脳の育成

    集中力、観察力を養います。

     

     

    教師は一度提供した後に、「やってみる?」と言いながら一個ずつマットにアトランダムに並べます。

     

    「どこに積む?」とマット上の好きな場所に積んで行くのがワクワクするお仕事です。

     

    写真は3歳5ヶ月の女の子です。モンテッソーリ教育を始めたばかりですが、日常生活の練習もたくさんやりながら感覚領域に入って行く時期です。

     

    一枚目の写真でも、楽しそうに積み始めていますね。

    でも漸次になっていません。一度しか提供していませんから、何を求められているのかを把握しなかったのかも。

     

    しかし、教師は決して口を出しません。しっかりと集中して一緒に見守ります。(一回目ですから重要なのでかなりしっかり付き添います。)

     

     

     

    二枚目の写真。

    「あれ〜?」と何だか嬉しそうに塔を崩してやり直し。

     

    自分で何か違和感をもったのか、すっきりする積み方(➡漸次性に気づいた)に変えました

     

     

     

    三枚目の写真。

    自分の中で漸次性に気づいてからは、笑顔も消えて真剣に崩れないように美しく積み上げています。

     

    最後の一個は本当に息を詰めて慎重に積み終わりました。

     

     

    とても充足感に満ちていました。

     

     

    もしも、大人がご親切に😁

    「あれ〜?違うんじゃない?」

    「よく考えてごらん?」

     

    なんて声がけしていたら?

     

    多分、この活動は彼女にとっての「大切なお仕事」ではなくなり、

    まるでお試験を受けているかのような時間になってしまったことでしょう。

     

     

    モンテッソーリ教育が「教え込む教育」ではないことが、

    実例を以てお分かりいただけたかと思います。

     

    category:感覚教育の領域 | by:邉見木の実comments(0) | -
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